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頼もしさがあるのが医療人の特徴

医療機関においては、自然災害を含め、火災が起きた時などを想定し、避難訓練が自主的に行われています。
職員を患者に見立てて護送するにしても、避難階段を使って担送するにしても、日頃の看護や介護とは切迫・緊迫していて、患者が医療従事者にのしかかる、掴みかかることさえあります。
それを想定し、体格のある職員を患者に見立てることもあるようです。
日頃、寝たきりの患者の床ずれを防ぐため、寝姿勢を変えさせるものの、緊迫した状況ではその重さが変わるともいいます。
ちなみに、看護部では救急看護委員会が主体で講習会を実施しているそうです。
その内容は多様化していて、一次救命処置から人工呼吸器の取り扱い、講義や実技、デモンストレーションなどまでがあります。
いざという時に動揺することなく行動できる一般の人はそれほど多くはないでしょうが、医療従事者は常に命と向き合うため、そうした頼もしさがあります。
加えて、医療機器が使えない事態も想定しなければならない小規模のクリニックや診療所では、処置や提携先への連絡網の確認が必要ともいわれています。

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